【FESON】ってどんなブランド?アドバンレザーの評価と共に解説します。

フェソン アドバンレザー長財布(青) 正面写真【FESON:フェソン】

有名ブランド製品を請け負ってきた日本の工房が、
2003年に開始した自社ブランド。
最高級のクオリティーを目指すモノづくり精神のもと、
日本製らしい丁寧でしっかりとした革小物を生み出しています。

フェソン アドバンレザー長財布(青) 正面写真【FESON:フェソン】

有名ブランド製品を請け負ってきた日本の工房が、2003年に開始した自社ブランド。
最高級のクオリティーを目指すモノづくり精神のもと、日本製らしい丁寧でしっかりとした革小物を生み出しています。

ココだけは知っておきたい【FESON】の独自ポイント

【FESON】最大のこだわり。
それは、研究を重ねた末に辿り着いた「独自のコバ処理方法」にあります。

まずは、下の写真をご覧ください。フェソン コバ拡大写真革の裁断面であるコバ(※濃い茶色の箇所)は、「革製品の品質を左右する」と言われるほど重要な部分。
その良し悪しで、クオリティーが判断されます。

【FESON】では、そんな重要な部分であるコバに「切り目本磨き」と呼ばれる技法を、多くの革財布に採用しています。
フェソンのコバ処理
【補足:切り目本磨き】
日本古来のコバ処理方法。
非常に手間がかかる代わりに、美しい見た目と耐久性が備わる。

もちろん、このコバ処理方法自体は、日本製の革財布にたびたび採用されている技法なので、ここに【FESON】の独自性はありません。

では、
どこに独自性があるのかというと…?
それは、「切り目本磨き」を行うときに使用するコバ液
そして、見た目の美しさを左右する磨きです。

「切り目本磨き」は通常、「布糊(ふのり)」という水溶性液体をコバ液に使って行われます。
たとえば、100年以上の歴史を持つ日本の老舗が展開するブランド【GANZOganzoの財布の切り目本磨き高品質で有名なコチラの革財布では、布糊を使って「切り目本磨き」が行われています。
厳密に言えば、この布糊を使ったコバ処理方法が正統かつ伝統の「切り目本磨き」となります。

ちなみに、【GANZO】のような日本古来の「切り目本磨き」は、上品なツヤ感と繊細な美しさが得られるというメリットがあります。
実物で見ると↓こんな感じです。ganzoのコードバン財布の横から見たコバ写真ただ、先ほどもお伝えしましたように、使用されるコバ液の布糊(ふのり)は水溶性液体です。
ですので当然、水に弱いといったデメリットがあります。

そこで、
【FESON】の職人達は考えました。

「切り目本磨き」の美しさを保ちながら「水に弱い」という欠点を解消するには、どうすればいいのだろう?

と。
そして、たどり着いた答えが「耐水性を持つ、化学系の透明なコバ液」の採用と、企業秘密のコバ磨き手法でした。

この【FESON】独自の手法によって処理されたコバは、フェソンの長財布の透明なコバ↑のように、うっすらと透明の膜がコバを守り、耐水性と実用性が高められています。

しかも、ご覧のように古来の「切り目本磨き」の美しさは失われていません。
この独自のコバ処理技術が、【FESON】の最大のこだわりポイントです。

【補足】
【FESON】のコバ処理についての解説動画が公開されているので、お時間がある時にどうぞ。
(3分22秒以降、謎の尺余り)

<目次>~【FESON】について実物の財布写真を添えて解説します~

【FESON】全体の評価~3段階に分けて評価します~

フェソン アドバンレザー長財布(青)斜め写真
これから【FESON】の革財布の実物を参考に、以下の3段階に分けて評価してきます。
 魅力
 平均
 微妙

 魅力
 平均
 微妙



 コバ処理が美しい

 
 


コバ処理が美しい

 

最初にお伝えしましたように、【FESON】はコバにこだわっています。
なので、当然実物も美しく仕上げられています。
下の写真をご覧ください。フェソン MLS別注 ブラックコバこのように、非の打ち所のない丁寧な仕上がりとなっています。
さわってみると、ツルツルに磨き上げられているのが、より一層分かります。

 逆に「美しくないコバ」って、どんな感じなんですか?

 

 ラフに処理されたコバの写真をご用意いたしましたので、比較用にどうぞ。ラフなコバ処理例コチラは手でさわると、ザラザラしています。

もちろん、どちらのコバの方が良いか?は「持つ人の好み次第」です。
ですが、スーツに合わせるなら「美しいコバ」の方がフォーマル感が強くなる分、好印象です。

 

 縫製レベルは並

 


縫製レベルは並

 

「熟練職人が仕立てる革小物」
【FESON】の製品を販売しているサイトでは、上のような説明文が書かれてます。

しかし、
「縫製レベル」だけで見ると、残念ながら感動するほど卓越した技術力があるとは言えません。

どの程度のレベルかというと、同じような価格帯の日本製革財布ブランドと同じぐらい。
つまり、並です。フェソン MLS別注 縫製拡大個体差はありますが、一般的に3万円台~4万円台の日本製の革財布は、どこかにステッチ(縫い目)のゆがみがあります。
【FESON】が作る革財布も例外ではなく、同じようにゆがみがあります。

上の写真をよく観察してみてください。
すると、角周辺のステッチ(縫い目)が微妙にゆがんでいるのが、お分かりいただけるかと思います。
このように「熟練職人が仕立てる革小物」といえども、完璧ではありません。フェソン MLS別注 縫製が正確な写真では、「あらゆる箇所のステッチがゆがんでいるのか?」と聞かれれば、その答えはもちろんノーです。
大部分の箇所は↑このようにキレイに縫製されていますので、その点はご安心ください。

 

 知名度がゼロに等しい

 
 


知名度がゼロに等しい

 

あなたは他人が持っている「財布のブランド」を、気にされたことがありますか?

きっと、だれもが1度はあると思います。

言うまでもありませんが、この【FESON】というブランドの知名度はほぼゼロです。フェソン ロゴ拡大おそらくあなたの周りの誰もが、このブランドの名前すら聞いたことがありません。
そのため、あなたの財布について興味を持った方が、

それドコの財布?
フェソン…?聞いたことないなぁ…。

といった反応をされることが、容易に想像できます。
たとえ選んだ財布のセンスが認められることがあっても、選んだ財布のブランドが羨ましがられることはありません。

この点が、知名度の低いブランドのデメリットです。
もちろんその代わりに、他人と一緒の財布になってしまう確率は極めて低いというメリットはありますが…。



アドバンレザーの評価~特長と欠点~

アドバンレザー ブルー拡大写真ここから先は、【FESON】の代表的レザーである「アドバンレザー」を使った財布の評価をお伝えしきてきます。

補足:アドバンレザーの作られ方

「アドバンレザー」は、着色されたレザーの上に濃い色を塗り重ね、その濃い色を落とすことによって生みだされています。

言葉だけでは分かりづらいかと思いますので、ぜひ下の公式解説動画を確認してみてください。

↑こんな感じで上の濃い色を「落とし剤」で落とし、色ムラが表現されています。

 耐水性が高め

 
 


耐水性が高め

 

「アドバンレザー」の利点。
それは一般的な皮革に比べ、耐水性が高めなことです。

 たしか本革は水に弱いハズ…。
どうして「アドバンレザー」は本革なのに、水に強いのでしょうか?

 

 それは本革を着色する際に、「染料」ではなく「顔料」が使用されているからです。

アドバンレザー ブルー全体写真

【顔料】とは?
着色に用いる粉末で水や油に不溶のものの総称。
引用:wikipedia

上の解説のように、顔料は水に溶けないという性質を持っています。
なので、これを使って塗装されたレザーは当然耐水性が高くなります。

もちろん「耐水性がある」といっても、元々の素材は水に弱い本革。
完全防水というワケではありませんので、できるだけ水には気をつけてあげてください。

 

 天然皮革のような「味」はない…

 
 


天然皮革のような「味」はない…

 

いまお伝えしましたように、「アドバンレザー」には耐水性があります。
普通に使用していれば「水シミ」や「水ぶくれ」は出来ません。
そのため、どなたでも扱いやすいレザーとなっています。

ですが、
その代わりに天然皮革のような「味」を楽しむことができません。
たとえば、「味」の醍醐味の1つであるエイジング。

染料系の天然皮革エイジング例

水に溶けやすい「染料」で色付けされた天然皮革は、上の写真のように徐々に色が濃くなっていきます。

これに対し、
水に溶けない「顔料」で色付けされた「アドバンレザー」は、徐々に色が薄くなっていきます。
↓のインスタグラムよりお借りした写真をご覧ください。
(※上:新品/下:使用した財布)

freespiritsさん(@freespirits_official)がシェアした投稿

見比べていただくと、使用した財布の方は重ね塗りされた濃い色が落ち、その下の薄い色も一部落ちてきているのが、お分かりいただけると思います。

このように「アドバンレザー」は、染色系の天然皮革と真逆のエイジングが起こります。

さて、いまご覧いただいたエイジングの違いを知り、

う~ん…。
染料系の天然皮革の「味」の方が好みかな?

と、もしあなたが思われた場合、「アドバンレザー」を使った製品は好みに合わないことが予想されます。
その場合は、染料系の天然皮革を使った革財布をお選びください。フェソン ブライドルレザー 財布同じ【FESON】でしたら、上の「ブライドルレザー」を使ったシリーズが、染料系の天然皮革を使った革財布となります。
色が濃くなるエイジングの方がお好みの場合は、ぜひコチラをチェックしてみてください。

 

 コードバンを超える光沢感

 


コードバンを超える光沢感

 

まずは↓の比較写真をご覧ください。ガンゾのコードバンとフェソンのアドバンレザーの比較写真どちらの革財布の方が、光沢感が強いように見えますか?

おそらく、右の「アドバンレザー」の方だったかと思います。

もちろん、肉眼でこの2種類のレザーを比較してみても、「コードバン」よりも「アドバンレザー」の方が光沢感があります。

補足:コードバン
農耕馬のおしりから採れる希少な皮革。
牛革よりも耐久性がありますが、キズや水にかなり弱いという性質を持っています。
 光沢感が革の宝石とも呼ばれる「コードバン」を超えているのに、どうして評価が「 」なのでしょうか?

 

 それは「光沢感が強め」であるがゆえに、好みが分かれるかもしれないからです。

「アドバンレザー」は↓のように、角度によってはよく光を反射します。アドバンレザーの光沢感写真では伝わりにくいですが、「コードバン」とは一味違うのツヤ感と、ツルっとした手ざわりとなっています。
たとえるなら、自然の風合いが生かされた天然皮革ではなく、コーティングされた高級家具の質感に似た雰囲気があります。

このようなコーティング感は、その人の好みによって「 」にも「 」にもなるかと思います。
ですので、あえて評価を「 」としてお伝えしておきます。

【FESON】評価まとめ

・ブランド全体について
  コバ処理が美しい
  知名度がゼロに等しい
  縫製レベルは並

・「アドバンレザー」について
  耐水性が高め
  天然皮革のような「味」はない…

  コードバンを超える光沢感

【FESON】評価まとめ

・ブランド全体について
  コバ処理が美しい
  知名度がゼロに等しい
  縫製レベルは並

・「アドバンレザー」について
  耐水性が高め
  天然皮革のような「味」はない…

  コードバンを超える光沢感

以上が【FESON】の評価となります。

全体的に少しキビシめに評価しましたが、製品自体はしっかり丁寧につくられているのは間違いありません。フェソン アドバンレザー 長財布 横からとくに、こだわりのポイントである「コバ処理技術」は、同価格帯のブランドの中でも上ランクと言えます。

ただ、先ほどもお伝えしましたように「アドバンレザー」は好みが分かれることが予想されます。
したがって、あなたの好みに合わなさそうな時は「ブライドルレザー」を使った製品を選択された方が無難です。

【FESON】の製品一覧を見にいく⇒

 

【MLS別注】限定カラーの「アドバンレザー長財布」をレビューします。

記事中にも登場した↓コチラの長財布。フェソン MLS別注 右上写真実は、「Mens Leather Store」(略称:MLS)というネットショップだけで販売されている、限定カラーとなっています。

そんな限定カラーの長財布を、これからたくさんの写真を添えて詳細にお伝えしていきます。

 
外装について

 

まずは【FESON】自慢のコバ部分からご覧ください。フェソン MLS別注 アドバンレザーの黒コバ限定カラーの長財布では、通常版とは異なり、黒いコバ液でコバが磨かれています。

違いが分かりやすいように、通常版の透明のコバ液が使われているモノと見比べてみます。フェソン 通常版の透明コバすると、黒色で仕上げれている分、限定カラーの方が全体的に引き締まった雰囲気が感じられるかと思います。

次は、正面のコバを見てみましょう。フェソン 黒コバ 正面部分コチラも黒いコバ液を使って、綺麗に磨き上げられているのが分かります。
もちろん、文句ナシの出来映えです。

念のため、反対側のコバ処理も確認してみます。コバの手触りを伝える写真当然のように綺麗に磨かれています。
さわるとツルツルとした質感が、より一層分かります。

次は開いて、表面のアドバンレザー全体を見てみます。長財布がアドバンレザーの1枚革が使われている証明写真継ぎ目のない一枚革で仕立てられていることもあり、高級感も〇。
アドバンレザー独特の色ムラは、見るたびに違う表情をしているようにも感じます。

 
内装について

 

この限定カラーの長財布は、内装にブラックのレザーが採用されています。フェソン MLS別注アドバンレザー長財布の内装ご覧のようにブラックに統一されているので、より男らしさが感じられるシックな印象に仕上がっています。
なお、汚れが目立ちにくいのも限定カラーの利点の1つです。

【FESON】のアドバンレザー長財布は、見える箇所だけではなく、見えない箇所にもレザーが使われています。オールレザー製チープな革財布ブランドのように、合皮やナイロンが使用されていない点は高評価です。

次は、内側のカードポケットをご覧ください。ネン引き加工の写真それぞれのポケットに直線が入っているのがお分かりただいだけると思います。
これは「ネン引き」という加工で、見た目が美しくなるだけでなく、強度を上げる効果もあります。
アップで見てみましょう。ネン引き加工の拡大写真このように、ひとつひとつ丁寧に直線が引かれています。

 
使用感ついて

 

カードポケットにカードを入れた写真最後は使用感について、お伝えしていきます。

まずはお札入れ部分から。
アドバンレザー長財布のお札入れには、すこし広めの「マチ」が採用されています。
「マチ」とは↓の写真の赤い⇔の部分です。マチの解説の写真コレがあると財布が大きく開くため、たくさんのお札を入れられるようになります。

また、「マチ」は伸び縮みしてくれるので、お札を出し入れするときにも役立ちます。閉じたマチ見た目は地味ですが、あるとないとではお札の出し入れしやすさが全然違います。(※ある方が使いやすさ◎。)

なおコチラの財布には、お札入れがもう1カ所あります。お札入れの写真""上の写真のようにお札を分けていれることは可能ですが、「マチ」がない分、あまり枚数は入りません。
なので、「どこに何のお札を、何枚入れるか?」を考えて、うまく使い分ける必要があります。

次は、小銭入れを見ていきます。小銭入れはマチナシご覧のように、小銭入れには「マチ」が付いていません。
そのため、ガバッと開くことができず、すこし取り出しくくなっています。

「マチ」がないので、当然たくさんの小銭を入れることもできません。MLS別注アドバンレザー長財布に小銭を入れた状態しかし、
「長財布」は小銭をたくさん入れると太ってブサイクになってしまうので、これぐらい入れば十分といった感じです。

なお、気になるチャック開閉のしやすさは、ストレスなく、スムーズで◎。YKKエクセラ拡大写真さすが、高品質で評判の良い「YKKエクセラ」が採用されているだけのことはあります。

最後は、ポケット類についてです。
カードポケットは、全部で12ポケットあります。カードポケット12カ所これだけあれば、普段必要となるカード類はすべて収納できます。

そして、お札入れが付いている側のカードポケットの後ろには、少し大きいフリーポケットが付属しています。フリーポケットその1このフリーポケットには、レシート等が入れられます。

また、反対側のカードポケットの後ろにもフリーポケットがあり、フリーポケットその2お守りや名刺などを入れておくこともできます。

それでは、最後に大きさや重さといった詳細をまとめた表を載せておくので、さらっと確認してみてください。MLS別注アドバンレザー長財布 ロゴ 斜めから拡大

【詳細】
札入れ 2 カードポケット 12
マルチポケット 2 小銭入れ 1
重さ 135g
サイズ(mm) 幅190 × 高さ97 × 厚さ29
【詳細】
札入れ 2 カードポケット 12
マルチポケット 2 小銭入れ 1
重さ
135g
サイズ(mm)
幅190 × 高さ97 × 厚さ29

以上となります。
こちらの「MLS別注アドバンレザー長財布」は、

  • 革財布が欲しいけど、頻繁にメンテナンスはしたくない。
  • ほかの人が持っていない個性的な財布がほしい。
  • ブラックやブラウン一色の財布は飽きた。
  • 20代後半〜40代前半の年齢層の男性に、似合う財布が欲しい。
  • 水濡れに気を使わないで済む、扱いやすい革財布がいい。
  • 3万円ぐらいで質の良い日本製ブランドを探している。
  • こだわりを持って、丁寧につくられた逸品を所持したい。

といった方の理想に近い革財布です。
ぜひ、下の緑ボタンより他のカラーをご確認後、手にしてみてください。

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